boss bf-3のセッティングや音作りについて。

フランジャーとは、原理的には超ショート・ディレイの連続による音の干渉で、音色を変化させるエフェクトです。よく飛行機のジェット音と表現されます。

これをロックに初めて取りれたのは、The Beatles時代のJohn Lennonだと言われています(「フランジャー」というエフェクトも、Johnが発言したらしいです。)。

その後、ハードでプログレッシヴなロックや、電子音楽など、様々な形でポップ・ミュージックに取り入れられてきました。

今回は、ストンプ・タイプのフランジャーでは代表的な、Boss BF-3のセッティングや音作りについて紹介していきます。

 

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全ての機能が詰め込まれたフランジャー

Boss BF-3 Flangerは、2002年に発売されたギター/ベース用のフランジャー・エフェクターです。

Bossのデジタル・エフェクターで、初めてDSP(Digital Signal Processor)を搭載した機種として発表されました。

DSPとは、オーディオの世界で言うと、音声データをデジタル処理するプロセッサのことで、分かりやすく説明すると音に特化したCPU、といったものです。

元々、BF-3の前のモデルに当たるBF-2は、有名ギタリストも多く使用していた名機とされていました。

BF-3は、そのBF-2をデジタル・エフェクターとしただけでなく、最新の機能やより詳細設定を追加した、フランジャーとしてこの機種のみで完結と言えるほどのエフェクターです。

そして先に書いたとおり、ギターだけでなくベースでも使用可能となっています。

BF-2には類似機種として、ベース用フランジャーのBF-2Bもありましたが、このBF-3に統合され、どちらでも使える後継機種とも言えます。

それぞれ専用のインプット・ジャックが用意されており、それぞれギター用、ベース用に接続するだけで使えるようになっています。

4つのモード

BF-3に装備されている4つのモードについて、以下解説していきます。

  • Standard 最もノーマルで一般的なフランジング効果です。
  • Ultra Standard より強力なフランジング効果を出せます。
  • Gate/Pan ステレオ・パンでトレモロのようにフランジャーがかかるモードです。
  • Momentary ストンプ・ペダルを踏み続けている時だけ、フランジング効果が出せます。

それぞれどのようなサウンドか実際に確かめたい場合は、BossのYouTube公式チャンネルの動画を再生したり、楽器屋さんで試奏してみたりして下さい。

ただし、BossのYouTubeチャンネルで公開されているデモは、ギターの演奏のみでベースはありません。

Ultra Standardはかなり強烈で、かけ過ぎると音程感も喪失しそうです。

Gate/Panは、そのステレオ感もあってか、もはやフランジャーとは言えないようなエフェクトに聴こえます。

非常に面白くて、楽曲そのもののイメージを決定してしまうくらいのエフェクトです、

ベースでどのように活用出来るか、研究してみると良いかもしれません。

タップテンポ機能

BF-3には、タップテンポ機能が装備されています。

タップテンポ機能は、ギターを弾かれる方であれば、ディレイの代表的な機能として聞いたことがあると思います。

これは、演奏中に任意のリズムに合わせて、エフェクトの効果を出すことが出来る機能です。

BF-3では、2秒間以上エフェクターを踏みっぱなしにすることで、タップ機能が使用可能になります。

ただし、Momentaryモードでは使用出来ませんので、注意してください。

BF-3の基本機能

ここでは、BF-3のコントロール部について解説していきます。

コントロール・ツマミは以下の5つです。

  • Manual 音揺らぎの周期の中心となる周波数を決定します。
  • Res 音の揺らぎのキャラクターを決めます。右に回すほどフランジャー、左に回すほどコーラスのような効果になります。
  • Depth 音の揺れの深さを決定します。
  • Rate 音の揺れの速さを決定します。
  • 「Mode」 先に書いたとおり、4つのモードから選択します。

「Manual」と「Res」は2軸になっています。

ベ-ス用のフランジャーとして

これだけ多彩かつ高性能なフランジャーですが、ベース用のエフェクターとしての活用として考えてみます。

StandardとUltraモードは、ベース音に独特の揺らぎを加えられ、普通に使えるサウンドだと感じました。かけ過ぎると、もちろん強烈です。

音の芯も残っており、しっかり作られているのが分かります。

Gate/Panは、ベース単体で演奏する分には問題なく効果を実感出来ますが、バンド・サウンドの中のベース、と考えると、使い所がかなり限定されると思います。

正直自分は、ベースソロや効果音くらいしか使えないと思います。

ベースの役割が果たせなくなり、このようなサウンドが楽曲中で必要なら、それはギターが担うべき、と思ってしまいます。

総論

これだけ音響機器、エフェクターが発達した時代に、ベース用のフランジャーを単体で用意する必要があるのか、という考えもあります。

現在はマルチ・エフェクターも安くて高性能のものが多くありますし、フランジャー単体の値段と変わらない金額で購入可能でもあります。

しかし、これだけの水準のフランジャーとなると、やはり単体であっても良いです。

フランジャーをメインのサウンドで考えていて、詳細設定にもこだわりたい方にはオススメ出来ます。

ただし、それも先に書いたとおり、ギタリストに任せてしまうものだと思いますので、ベース用として検討している方は、必要な音かじっくり考えてみてください。

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