アームはエレキギターのブリッジやテイルピースの位置を連続的に変える(揺らす)ことで音程を連続的に上下させること(ビブラート)を可能にした装置です。

アームを動かすことで弦の張力が変わり、音程が変化します。

簡単な操作で音程を滑らかに上げたり下げたり、ビブラートをかけたりとトリッキーでエモーショナルなプレイを生み出すアイテムです。

ユニットには10種類くらいありますが、代表的なものをご紹介します。

 

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ビグスビー

1940年にポールビグスビーによって開発された装置で、ビブラート・ユニットの元祖となります。

グレッチやギブソン・レスポールやES-335に装着可能となっています。

ギターの本体を大きく改造することなく取り付けが可能となっています。

後に登場するシンクロナイズド・トレモロに比べると、ビブラートの効果はソフトです。

テールピースのベアリングがアームに連動して動く仕組みになっているため、せいぜい1音程度しか上下できません。ビブラートのための道具として設計されているようですので、逆にこの可変域の狭さが味のあるサウンドが生まれます。

チューニングの狂いが起きやすいのが欠点です。

アームの操作感は軽いです。

シンクロナイズド・トレモロ

ストラトキャスターに取り付けられているトレモロ・ユニットです。

ビグスビーに比べて音程の変化の幅が大きく、チューニングの狂いの幅も少なくなっています。

テールピースとブリッジが同時に動くのが特徴です。これにより可変域が大きくなりダイナミックなプレイを可能にしました。

1960年代後半に登場したジミ・ヘンドリックスが大胆な使い方をしたので、シンクロナイズド・トレモロの人気が高まりました。

チューニングに狂いに関しては、ロック式のペグやローラー式のナットを使うことによって少し改善されています。

最近のアメリカンスタンダードモデルには従来の6本の木ネジ支柱方式から
2本のアンカーポルトを支柱とする方式に変わり、チューニングの安定度も増しました。

アームの操作感は軽いです。

フロイドローズ

1977年に開発されたロック式ビブラート・ユニットの元祖です。

初期ユニットのシリアル番号1はエドワード・ヴァン・ヘイレン、2はニール・ショーン、3はブラッド・ギルズに渡りました。

弦をナット部とブリッジ部でロックし、この部分でのチューニングの狂いの原因をなくしています。従来のシステムでは避けられなかったチューニングの狂いから開放されました。

ユニットの支点は2点式となっており、鋭角に成形されていますので支点の位置のズレや摩擦係数が少なくなっていますので、チューニングが狂わなくなっています。

アームの操作感はシンクロナイズド・トレモロと比べると少しだけ重くなります。

基本的なアームの使い方

・アームアップ

アームを上げて音程を上げますが、ベンディングとは違う効果が得られます。

・アームダウン

アームを下げて音程を下げます。

開放弦を弾いて、すぐにアームダウンしたりします。

・アームビブラート

アームを使ってビブラートをかけるのですが、ユニットをフローティング状態にしてある場合ですと、上下どちらにも音程を変化させることが可能となりますので、フィンガービブラートとは違う効果が得られます。

・クリケット奏法

アームの先端を引っ掻くように叩きます。

クリケットとは「コオロギ」のことです。

シンクロナイズド、フロイドローズともに言えることではありますが、弦が切れるとチューニングが狂う、ゲージを変更した場合、スプリング等のユニット調整が面倒、ということがあります。エンピツの芯などですべりを良くする方法もありますが、最悪はナット交換になります。面倒な点も多々ありますが、ピアノなどではできない、自由に音程を無段階に変化させることができるのは、ギタープレイにおいて表現の幅を広げることができると思います。

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